3タイプのシンキングミノーを使いこなせれば、渓流のヤマメ・イワナはもっと釣れる

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シンキングミノーの種類は様々

ルアーフィッシングにおいてミノーのアクションは大事ですが、使っているルアーの特性を知ってそのアクションを使い分ければ更に魚が釣れるようになります。

奥多摩 ルアーで釣る小渓流のイワナとヤマメ
仕事前に来たのでヤマメをリリースして終わりにしました。時間にして一時間半程度でしたが魚の反応も良く楽しめました。まとまった雨が降れば水量も増えて更に面白くなるでしょう。

渓流のミノーは今やシンキングミノーが主流。サイズとしては5〜7センチが多いです。私も1番使っているのがシンキングミノーです。沈下速度の早いヘビーシンキングミノーなんかはその商品数が増えましたね。重さ、サイズ、アクションなど分けて説明するとキリがないのでここでは3つのタイプでミノーを分けたいと思います。

平打ち系ミノー

Dコンタクト、アレキサンドラ 等

上がアレキサンドラ、下がDコンタクト

私の中では勝手に釣れてしまう系ミノーです。事実、フォール中や着水直後にバイトが多いのもこのタイプ。

簡単に釣りたいならDコンタクト

ガンガンにトゥイッチをかけギラギラとヒラを打たせると、魚はリアクションバイトしてきます。ただ、私は平打ち系ミノーで最近こういう使い方は減ってきました。もちろんそれでも釣れるのですが、渓流でのルアー釣行を重ねるに連れ、トゥイッチでは反応しない個体も多いと実感したからです。

そういった魚にはドリフトの釣り方が効きます。ナチュラルドリフトなんて言葉がありますが、ルアーにラインが付いて竿を釣り人が持っている以上、自然にルアーが流れることなどあり得ません。しかし、出来るだけルアーを自然に流すことが大事です。流れを読む線の釣りではナチュラルドリフトに近づける工夫が必要と言えるでしょう。

何のルアーでもナチュラルドリフトは有効だと思っています。ミノーに限らずスプーンなんかでも効きます。しかし1番使い勝手がいいのはヘビーウェイトの平打ちミノー。

第一に沈みが早いので底波に入りやすい点、第二に流すだけと言いつつも微妙にユラユラして勝手に誘いを生み出している点で私は好んで使っています。

底にミノーを沈めてロッドを煽り水をリップに噛ませて、ミノーがユラユラ底波を流れのままに泳いでいけば、特別なアクションをしなくても魚はバイトしてきます。人気河川のスレきった、トゥイッチに反応しないようなヤマメなんかには試してみる価値ありです。

もちろん自然に流すだけでなく、要所要所フラッシングさせたり誘いを織り交ぜながら探っていく方がいい時もありますので、状況によって使い分けるのが大事です。

渓流でお手軽ルアー釣り! アフターフィッシングは簡単焚き火で焼いたニジマスを食べよう
そう!安い焼酎が入っていた紙パックが超簡単に着火が出来ちゃう優れものなんです!もちろん牛乳パックでもOKです!私は牛乳を滅多に飲まないので焼酎パックを利用しました。

ウォブリング系のミノー

トリコロール、シュマリ 等

トリコロール

水の抵抗をリップに受けると頭を振りよく泳ぎ誘います。私はダウンストリームでネチネチ攻めたい時や、スレてない魚が相手のフィールドで良く使います。

着水後、流れに乗ると振動がロッドにブリブリ伝わり、ちゃんと泳いでいるのがわかるので使いやすいミノーです。

流れに漂わせて食わす線の釣りよりも、ピンポイントで誘う点の釣りに適していると思います。

例えば、立ち位置の下流側にポイントを決めての狙い打ち。水がリップに噛む程度流れに馴染んだら竿先をチョンチョンして誘うと活性の高いヤマメやイワナはバイトしてきます。

トリコロール 秋の食性を失った魚にも有効

トゥイッチやジャークの釣りは基本的に表層の釣りです。激しいアクションはルアーを浮き上がらせるので、そこまで出てきてくれる魚がターゲットになります。そういったイワナ、ヤマメは食性からルアーを食うのでは無くリアクションで噛み付いてくるものだと私は考えます。相手が全てそういう魚だけなら楽に釣れるのですが、そうでないのが現実です。

スレた魚をこの釣り方だけで釣ろうとすると壁に打ち当たりますので色々考えて試すのが大事かと思います。

ローリング系ミノー

シュガーミノー

一見、ウォブリング系よりも大人しいアクションですが、ロッドの操作がうまく出来ていればちゃんとギラッ!とフラッシングして誘ってくれます。

ただ巻きで水に流れにしっかりと馴染ませた上でココぞというポイントに通過する時に一瞬だけギラッとさせるのがミソ。あまり動かし過ぎるとスレている魚は無視するので、食わせるタイミングを見計らってトゥイッチしましょう。

シュガーミノーの5センチは渓流域で使いやすく、私は昔から愛用しています。最近は釣り具屋さんで見かけなくなりましたね。Dコンタクトなど比重のあるルアーでは重すぎてスグに沈んでしまう様な浅い瀬を上手く流したい時に多用します。

また、水深のある淵でも表層のスローリトリーブで好反応!なんてパターンもたまにあるので、そういう時は使いやすいですね。

ミノーの魅力を自分で見出す楽しみ

ただコレが良く釣れるとかアレが人気ルアーだとかでルアーを選んでるようではあまり釣果は伸びません。私がそうでした。

結局のところルアーの選択は適材適所で、そのレンジ、流れの筋、アップで攻めるか、ダウンで攻めるか、その時必要な動きをしてくれるであろうミノー像は自ずと見えてきます。

この記事で紹介したルアー以外にも素晴らしいルアーは沢山あるので、もしアナタが好きなルアーがあるならその使い方をもう少し掘り下げて下さい。今まで釣れなかった魚が釣れるはずです。

私自身、手持ちのルアーでまだまだ出来る事があるはずだと感じてますので日々精進です。

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