川井地区で多摩川に合流する大丹波川。ヤマメ、ニジマスが放流されるのは国際マス釣り場上流から奥茶屋キャンプ場の少し上辺りまでです。
平日は上流の堰堤工事の影響で濁り。オススメは週末!
放流後の何日か後の平日に大丹波川に釣行しました。
朝のうちは放たれたヤマメが何匹も見えましたが上流側の工事が始まる9時位には川が濁ってきました。
この濁りでは釣りをしても気分が良くないので、今回、大丹波川での釣りは諦めることにしました。
工事が休みの日曜日や祝日なら濁っていないハズですので、週末の釣行がオススメ。
平日でも工事開始時刻までは水も透き通っているので、朝9時までが狙い目かと思います。
いずれにしても放流されたヤマメやニジマスが泳いでいるのが結構見えたので、まだまだ釣れるでしょう。
小さな枝沢に登ってみた
大丹波川での釣りは竿も出さずに終わりました。
せっかく来たので前から気になっていた大丹波川に合流している沢を探検することに!
水量が少ない沢です。たまに出てくる落ち込みで目を凝らしますが、魚影は見当たりません。
沢を登り始めて15分、早くも水の出所と思わしき場所へ辿り着き、そこに偶然にもワサビ田の人が居たので話を聴く事が出来ました。
おじさん曰く、この沢には魚はいないと。何回か自分で放流したが居着かなかった様です。
原因は急勾配の為、鉄砲水が出やすく流されてしまう事や、魚が隠れる岩陰が少なくカワネズミが魚を食べてしまうそう。それと、釣り人が釣っちまうと!
それに加えて2019年の10月に起きた台風19号の被害は前代未聞だった様で、復旧出来ずに廃業したワサビ田の方もいるそうです。
おじさんは台風19号から一年半かけて上の写真の綺麗なワサビ田になるまで頑張った。それでもまだ半分は苗が植っていない状態。
復旧まで並々ならぬ苦労があったのでしょうがおじさんは、見ず知らずの私の質問に終始笑顔で答えてくれました。ありがとうございました。
※ワサビ田は立ち入り禁止です!
結局、別の支流へ移動して釣りをした。
沢を散策した後、車に戻り少し悩んだ挙句に別の支流へ移動する事に。
この支流へ来たのは数年ぶり。ワクワクで入渓したらいきなり足元にデカいヤマカガシがいてビックリ!大声で驚いてしまった。
この時点で11時。新しい踏み跡も有るので、期待せずに少し早めの昼食を取ってから、釣りの準備をしました。今回はエサ釣りです。
水量が少ないので魚を警戒させない様にポイントに近づきますが、落ち込みでも尻の方の浅瀬に出ている様で、足元から見張り役?の小さいヤマメがピューっと逃げていきます。
アプローチで失敗を繰り返す事多数、ようやく釣れたヤマメは小さ過ぎた。
この日のエサはぶどう虫。日原川釣行の時に出会った釣り人から貰ったものです。
ぶどう虫は冷蔵庫に保存しておけば平気で2ヶ月は持ちます。
チビが多いのか、アタリがあっても中々ハリ掛かりしません。まぁ、チビヤマメなら掛からない方がいいのですが…
枯れ葉の溜まりでヤマメの稚魚を発見!奥多摩漁協ではいくつかの支流でヤマメの発芽卵放流をしているらしいです。
さて、肝心の釣りの方ですが中々振るいません。こんな時もあります。
私には可愛いサイズのヤマメしか釣れない様です。
最後の1匹が比較的マシなサイズでした。それでも小さいが…
晩御飯は大丹波川で釣れた成魚放流のヤマメ塩焼きの予定でした。しかし急遽、準天然ヤマメ河川に入った為に持ち帰りはナシです。
私は基本的に支流で育った魚は逃がします。狭い渓流ではヤマメやイワナは、やはり限られた貴重な資源であるという考え方からです。
私は魚を食べるのも大好きなので、本当は釣れた魚は全て食べたいのですが、放流魚とは違うその美しさを持つ魚体を目の当たりにすると、逆に食べるの勿体無い!ってなります。
つまり自然バンザイです。
………
次はちゃんと放流魚釣ってヤマメ食べたい!
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