3月に解禁した相模川水系中津川。そのダム下で釣りをしたついでにダム上の中津川と早戸川の様子をルアーロッド片手に見回ってきました。
ダム上の中津川に訪れたのは約20年ぶり。台風、大雨による災害級の変化を目の当たりにして少なからずショックを受けました。
早戸川 リヴァスポット早戸川より上流
早戸川へ来たのは初めてです。子供の頃よく雑誌で見ていた川でした。
早戸川林道はリヴァスポット早戸川という管釣り場を過ぎて少し車を進めると、土砂崩れによる通行止めのゲートが。
少し戻って車を停め、ゲートの先を歩いて行きました。
道の土砂自体は片されていましたが、フェンスの倒れ方から被害の大きさが伺えます。また大雨が降ると崖側から土砂崩れが起こる恐れがあるため未だに通行止めなのでしょう。
谷が深く、降りられる場所を探しながら林道を歩きます。
ガードレールの切れ目にロープ付きの川への降り口を見つけたので下っていくと、ようやく綺麗な水と対面出来ました。
ぱっと見、深場が無く魚の着きそうな場所も少ない。そんなんでも竿を出しました。
唯一の淵と呼べるであろうポイントでミノーを投げると何匹かの魚がチェイスしてきました。程なくその内の一匹、ヤマメが釣れましたが、丸鰭の放流ヤマメでした。
??な心境。ここ放流してるのかぁ。
釣った時の写真を撮ったはずでしたがフォルダから消えていましたので生かしビクの写真になりました。二匹釣ってお決まりの様に何匹もバラし。
しばらくソコで遊んだ後、釣り歩きましたが反応なし。
少し上っただけで堰堤。ここでも魚影はナシ。
折り返して下流を釣りましたが魚影ナシ。
結局魚の反応が見られたのは二匹釣れた小さな淵だけ。不思議なもので、そこ以外は何も無しでした。
再び林道に上がり堰堤の上流を見ましたが、やはり川が埋まっていたので引き返して車止めまで戻りました。
車に戻ると先に停まっていた車の方が居ました。その方はエサで上流を釣っていたようでしたが魚なんていやしないよ、と教えてくれました。
かつて渓流雑誌を賑わせていた憧れの早戸川はそこには有りませんでした。少し寂しさを感じながらも移動です!
管理釣り場の下流では落ちマスを狙ってるのでしょうか?車が数台路上に停まっていました。
その辺まで来ると電波が復活。Googleマップを見ると水沢川という川を発見。
早戸川から近いので水沢川沿いの林道入り口まで来ると、また通行止め。
周囲には車が既に何台か停めてあり、スペースが空いて無かったので諦めてダム上の中津川に行く事にしました。
中津川 唐沢キャンプ場より先は通行止め
中津川沿いの林道入り口で既に通行止めの案内が出ていました。
唐沢キャンプ場から先は災害復旧工事の為通行止め。ヤビツ峠には抜けられません。
とのこと。それでも行けるところだけ行ってみました。
堰堤がありますがそれより上流まで歩いて行きます。川に降りると荒れ果てた景色が広がっていた。
真っ平な渓相が続きます。
私が渓流釣りを始めたての20年前は淵もあり、大石も有りました。小型ながらとても綺麗なヤマメやハヤが釣れて喜ばせくれたものですが、スッカリ変わり果てた川相に。
要所でルアーを一応打ってみますが魚影などありません。
更に上流に行くと幾らかは渓流っぽい流れに
ほぼただの川歩きになってきました。しかしここで発見が有りました!
流れのない枯葉の溜まりに泳ぐ何かの稚魚が目に入りました!
?!!パーマークが見える。サケ科の幼魚です!
更に撮り続けて
ハヤではありません、あきらにヤマメかイワナの子どもでしょう。
漁協による放流発芽卵が孵化しての結果なのか自然繁殖したのかは不明ですが、彼らは存在していました。コレを観察できただけでもダム上に来た甲斐がありました!
約20年前、私が人生で初めてヤマメを釣った川は無残な姿になっていた。ヤマメの稚魚が居たのはソレはソレで喜ばしい事だけれど、川の変貌については言葉にならない程に残念だった。
スナップからルアーを外し、車へ引き返す事にしました。
川から林道に上がって歩いてたら
道路半壊
こんな土砂崩れが起きたら川が埋まって流れが変わるのも納得出来ます。
思い出のダム上中津川を後にして私はダム下の中津川へと向かいました。
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