手軽さ重視。一本であらゆる釣りが出来るエギングタックルでウキフカセ釣りに挑戦!
ロッド
エギングロッドは竿先が柔らかめでライトルアーも投げ易いですし、ジグなら30g位までなら使えます。
チョイ投げなんかでも感度がいいのでアタリが取りやすいです。また、バット部がしっかりしてるので魚が掛かっても結構楽に寄せられます。
一本持っていればあらゆる釣りに適応出来ると思います。
メジナやチヌを狙うウキフカセ釣りでは本来、磯竿を使用しますが、今回は敢えて凡庸性の高いエギングロッドで挑戦してみました。
リール
2000番のシマノの安いリールにPE1号と、先糸に2号のナイロンラインを20m巻きました。
実際にウキフカセで使うのは先糸のナイロン2号の部分だけです。PEだと糸が中通しウキをうまくスルスル通っていかないので、ナイロンかフロロを使った方がストレスないです。
仕掛け
ウキ、ウキ止め、錘、ハリ、ハリスが組まれて完成された便利なセット仕掛けを使いました。
ウキフカセ釣りはウキはもちろん、ウキ止め糸やビーズ、サルカン、ガン玉など小物が多いです。買い揃えるとキリが無くなるので初めは完成品を使うのがベストです。
しかし根がかりなどで仕掛けロストもあるので、予備のハリスやハリ、ガン玉ワンサイズ位は用意した方がいいでしょう。
ハリス付きハリを買えば針が結べなくても大丈夫です。チヌ針2号でハリスは1.5号から2号がいいでしょう。
釣り場に着いたらコマセ作り
朝6時、堤防の一段上がった所は人で埋まっていたので下段の階段付近で竿を出しました。
今回はメジナ狙い!まずはコマセを作ります。と言ってもグレベストという安い粉末の配合餌に溶かしたアミエビブロックと適量の海水を加えるだけ。
本来ならグレベスト一袋に対してアミエビ3キロが目安とありますが、ケチ根性全開でアミエビは半分の1.5キロです。
しかも付け餌分をブロックから二掴みほど取ったので配合的にはかなり粉っぽい仕上がり 笑
ウキフカセ釣りはコマセ代が意外とバカにならないのでなるべく費用を抑えたいのです。
ちなみに今回はグレベスト一袋とアミエビブロック1.5キロで合計の餌代が1100円でした。元を取れる様な魚を釣りたいものです。
仕掛けを道糸に付けたら深さを測ってウキ下調節
先に紹介した仕掛けを付けて準備をしたら、ウキ下を調節します。
いちばん簡単な方法は針にナス型オモリ5号を引っ掛けてポイントに入れます。その時投入ポイントの水深よりもウキ止め糸の位置が浅いとウキは沈んでいくはずです。どれくらい沈んだかを覚えておきます。
一度仕掛けを海から回収してウキ止め糸の位置をリール側に引っ張ってあげるとウキ下が深くなるので、さっきのウキの沈み具合を思い出しながら調節します。
逆にウキ下が実際の水深よりも深いと道糸がフケてウキがプカプカ浮くので直ぐにわかります。
だいたい付け餌が海底から30センチ程浮く様に調節して下さい。
コマセを撒くと多くの魚たちが寄ってきたが…
水深は岸壁沿いの捨て石より先では7〜8mほどありましたが水が透き通っているので、コマセを撒くと小魚に混じって底層の大きな黒い魚影が何匹か寄ってきているのが見えました。
ぜってー釣れるだろ、コレ!
という序盤のテンションとは裏腹に中々魚は針に掛かりません。
時折ウキに反応が出るも、付け餌のオキアミが餌取りに取られるばかりでメジナが釣れないまま時間が過ぎていく。
そんな中ようやくウキを消し込むアタリが!
好感触のファイトを味わいながら浮かせたのは…
写真では顔が見切れてしまいましたが、アイゴです。
メジナでなかったのは心底残念でしたが、引きは楽しめました。アイゴは以前にも釣って食べたことがありますが余り美味くなかったので今回はリリースしました。
半信半疑で海苔餌に替えたら魚が釣れた!
アイゴが釣れた後はまた沈黙の時間が続きましたが、何気なく堤防際をみると海苔が結構生えている。
タモアミで海苔を掬ってみると意外に量が採れました!
オキアミでは釣れないし海苔でもメジナが釣れると聞いていたので、ダメ元で採ったばかりの海苔をハリに付けて放り込んでみました。
全く期待をしていなかったのですが、海苔投入後5分も経たないうちにウキがスゥーっと消し込まれたのです。
まさかと思い、合わせるとグングン引きます!水中でヒラリヒラリと魚体が見えます。中々に重量感のある引きですがエギングロッド強しです!結構余裕を持ってやり取りが出来ました。
タモ入れして貰った魚は…
ブダイでした!堤防で釣れたにしてはいいサイズだと思います。後で測ってみたら36センチありました。
過去記事で紹介したようにブダイは美味かったので迷わずキープ!
その後は風が強くなり、かなり寒くなってきたので納竿しました。
コマセ代の元は取れたと言ってもイイでしょう!
納竿後、ゴブリンシャークなるサメに出会う
釣り終了後に駐車場から歩いてゴロタ浜を散歩していると…
こんなのが打ち上がっていました。ツイッターに上げると、ゴブリンシャークやらミツクリザメやら聞き慣れない魚の名前が見てくれた人達から返信されました。教えてくれた方々ありがとうございました!
珍しい深海のサメだそうですが、その時はそんな事はつゆ知らず、竿でツンツンしたり石で口をこじ開けてみたりしてイジっていましたが、やはり寒さが応えてきたので、そのまま置いて帰りました。
釣ったブダイを食う!刺身もいいけど唐揚げもおすすめ!
唐揚げが1番!
もちろん刺身と肝も美味しかったです。
やはり肝がデカいので、肝和えなんてモノではなく肝刺しになってしまいました。凄く美味いです。
これからもエギングロッドで出来る限り色々な釣りに挑戦したい
今回、本名のメジナは釣れませんでしたがエギングタックルのウキフカセ釣りにてブダイやアイゴが釣れましたので良しとします。
またメジナを狙いに行く時はエギングロッドを持っていきます笑
エギングタックルは凡庸性が高いのでリールの先糸の太さと長さを変えるだけで、直ぐ様ルアー釣りにも対応できます。色々な釣りをやりたいけどアレコレと竿やリールを揃えるのが面倒な人には打って付けです。
次回もまた同じタックルで違う釣り方を紹介します!
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