近年では釣り具でも中古販売のお店が増えてきましたね。ルアー、パーツ類、リール、ロッドetc..
今回は中古で購入したショアジギングロッドのお話。
中古釣り具に対するイメージ
私自身、中古釣り具店でルアーはよく買いますが、竿・リールの購入になると少なからずの抵抗があります。
理由は
①当たり外れがあり、運が悪いとすぐに壊れるというイメージ
②保証がない
③中古と言えど、そんなに安くない。
もちろんお店で見たり触ったりして購入を悩んだりしますが、性格上、物持ちが良い方なのでどうせ買うなら結局は新品を選んでしまいます。
壊れてもいい様な千円程度の竿ならボート釣り用に買ったりもしますが、一万円近く、またはそれを超える様なロッドやリールを中古で買うには勇気が要ります。
某釣り具店で見つけたショアジギングロッド 8000円
前項の理由から中古のロッドを買ったのは実は私ではなく、私の奥さん。
奥さんが釣りを始めて間もないときは私の竿を使って貰っていたのですが、彼女なりに使い辛かったり思っていたらしく、それならそろそろ竿買いましょうと。
中古釣り具専門店でなくても、比較的大型の釣り具量販店では中古コーナーが設けられていたりします。
そこで見つけたメジャークラフトの10ftショアジギングロッドを購入。KGエボリューションのフラットフィッシュモデルみたいな…
中古販売価格8000円でした。目立った傷や錆もありません。
新品だといくらくらいだったのでしょう?既に廃盤になっている様なので分かりません。
価格的にはもう少し出せば新品で良さげな竿もあるような気がしましたが、奥さん本人が気に入った様だったので何も言いませんでした。
しかしながら結果的にこの中古ロッドの購入はアタリだったと言えるくらい活躍してくれました。
2020年のコロナ禍に伴い、通常のデートよりも釣りが増えたので、月に4〜7回は海でこのロッドを使っていました。
私もたまに使わせて貰いましたが軽いし、ティップが細く感度もイイ。
彼女はショアジギングだけでなくチョイ投げ、ウナギ釣り、テトラ穴釣り、ボート釣りでもこのロッドを使っていましたが、何の問題もなく魚を釣っていました。
ある日突然?ガイドが折れた 修理しましょう
原因はコーティング部の劣化
購入してから丁度1年経ったある釣行の際、奥さんが中古ロッドを準備しているとある異変に気付く。
ツーピース目の1番手元側のガイドがポロリともげていました。
とりあえず現場では私の竿を使って貰い釣りを楽しみ、後日修理する事に!
破損した箇所をよく観察してみるとガイドの接続部のコーティングがパキパキにひび割れて劣化していることがわかりました。
ひび割れたコーティングの隙間から水が入りこみ、ガイドの根元が徐々にサビて折れてしまったようです。
奥さんは毎回の釣行後に水洗いなどロッドの手入れは小まめにしていたので、やはりここが中古らしい壊れ方。
しかしなるほど!こう言う壊れ方をするのかと学びました。ただ、ロッド自体に異常があるわけではないので直しようがあり、まだ良かったです。
新しいガイドを買ってきて取り付け
近くの釣り具屋さんに行くと全く同じガイドが売っていたので購入。1000円位でした。
折れたガイドの残りの先っぽを取り出してから新しいガイドを取り付け。
接着剤ですが本来なら2液タイプのエキポシ樹脂がいいのですが、今回は紫外線を当てて固めるタイプの接着剤ボンディックを使用。
薄く塗って硬化を繰り返し何層か重ねます。
硬化した後、手でグラつかない事を確認して完成。
最後に他の各ガイドの根元部にも錆折れ予防としてボンディックでコーティングを補強。
中古ロッド購入時に見るべきポイントは?
今回の経験から中古ロッドを買う際に確認すべき箇所がいくつかあることを学びました。
①ロッド本体に傷がない事
コレは基本ですね。傷があるとそこが原因で簡単に折れてしまう確率が高いです。
②リールシートの異常の有無
リールを取り付ける部位ですが、ネジが上手く回らなかったり、リールを実際付けてガタガタしたら、釣りにならないので確認しましょう
③ガイドが錆びていないか
ソルトウォーターのロッドは特に注意。錆びていなくても、塩分が固まって薄緑色に変色し始めているものはやめておきましょう。
④ガイド部のコーティング割れ
今回私が修理した内容ですね。白っぽく変色していると割れてなくても劣化している証拠です。
中古釣り具は保証無し、返品・交換・クレームは受け付けていない所がほとんど。店員さんも把握していない欠損部も有るので、買うならキチンと自分の目で確かめましょう!
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