週末に大きく潮の引く日を狙って、潮干狩りをしてきました。
千葉県市川市の江戸川放水路干潟で獲れる貝の種類は豊富で、定番のアサリをはじめ、ホンビノス貝、ハマグリ、マテ貝、アカニシガイ、バカ貝(シオフキ)、オキシジミなど色々です。
今回は実際の潮干狩りレポに合わせて、潮干狩りに必要な道具やオススメの服装など紹介します。
ターゲットごとに居場所が違う。まずはマテ貝を獲る!
この日の干潮は13時40分。現地に到着したのは10時過ぎでしたが、すでに潮が引き始めていて潮干狩ってる人が沢山いました。
この日はマテ貝→ホンビノス→アサリのリレー式。マテ貝を獲るための塩が無くなったら二枚貝類を掘りにいく作戦であります。
マテ貝の獲り方
使う道具は砂を削ぐ為の小さなカマやスコップ、塩とそれを入れるボトル。
①砂の表面を平らに削ぎます
②マテ貝の穴が出てきます
③塩を用意
④塩を穴にふりかけます。
⑤マテ貝がニョキっと出てくる
⑥マテ貝を摘んで獲る!
一つ注意点としてマテ貝獲りで振りかける塩ですが、サラサラした食塩を選びます。1番安いやつがいいです。
粗塩はダメ。粗塩はしっとりタイプの塩なのでボトルの穴に詰まり、振っても塩が上手く出てきません。過去に実証済みです。
慣れてくればこんな感じ↓
奥さんと2人、2時間位で塩ボトルを1人二本消費する程度でお土産になる分はマテ貝を確保!
まだ完全に潮が下げきらない内に持参した塩を使い切りました。
時間はまだまだ有ります!お次は少し移動してホンビノス貝のポイントへ!
ホンビノスは浅堀りして広範囲を探る
大きなモノだと拳大になるホンビノス貝。外来種ですが美味しいので人気があります。最近ではスーパーで見かける事も多々デスね。
マテ貝獲り場から少し移動し、丁度干潮位で堀りはじめました。
ホンビノスは一匹いればその周辺にも3〜4匹潜んでいる事が多いので辺りを探ります。
あまり深く掘っても居ないので広く浅く探りましょう!
牡蠣殻の付近を攻めて奥さんがゲットしたのはアカニシガイ。
潮が満ち始めてから少しまでやりました。ココでも2時間位。
ホンビノスも程よく獲れて良かったです!
アサリは少量。バカ貝やオキシジミが大量。
マテ貝、ホンビノスときて最後はアサリ狙いです。更に移動!さすがに潮が満ちてきてそろそろ厳しいですが、足掻きました!
オキシジミはよく獲れますが、食味に難があり持ち帰る人は少ない様です。確かに茹でるとケミカル的な匂いがします。
バカ貝はアオヤギ、シオフキの別名が有ります。簡単に獲れて、味は良いのですが砂抜きが大変であります。
どちらの貝もアサリ獲りの外道扱いされる事が多いですが、私は獲れたらどちらも持ち帰ります。いいダシが出るので下処理をしてラーメンにするのがオススメです↓↓
そして肝心のアサリですがようやく獲れました
今回我々が選んだポイントでは小さいアサリが多く、食べれるサイズを集めるのに一苦労。
そして最後、嬉しい事にハマグリが!
目的通りにマテ貝、ホンビノス、アサリが獲れて良かったです!
潮干狩りの服装
足周り
履物は長靴が1番だと思います。
今回我々は素足にマリンシューズで挑みましたが、実は少し痛い目を見ました。
潮干狩りのフィールドとなる砂泥部では足がズッポリとハマることが少なくありません。
マリンシューズやサンダルですと、そんな時は脱げてしまいます。コレは思いの外ストレスで、長靴を履いて来なかったことを後悔しました。
また、脱げるだけならまだしも、履き直した時に砂と一緒に貝殻の破片や小さなヤドカリが混じって足の裏に刺さり、激痛が走ったことも!私は大丈夫でしたが、奥さんは翌日に絆創膏を貼るハメに…
そして第二にコレはフィールドに寄るのでしょうが、砂泥部に牡蠣殻が混じる様な場所では露出した足首付近にダメージを受ける事が!
以上の被害を被らない為にも長靴の使用を激しく推奨致します。
貝掘りに夢中になり過ぎて長靴内に海水が侵入する不快感を差し引いても怪我をするよりはずっと良いと思います!
もしどうしてもマリンシューズを履きたいなら、捨ててもいいような靴下を履いていけば保護になりますよ!もちろん踝ソックスはダメ!
手元
軍手や薄手の保護グローブがあれば安心かと思います。干潟には怪我の元となるガラス片や尖った貝殻が落ちています。また、道具の熊手も先が尖っているので注意が必要です。
服装 女性編
基本的に泥だらけになるので白物を避けるか、汚れてもいい格好にしましょう。
晴れた日はもちろん、曇っていても日焼けは絶対するので、顔を覆う生地の付いた帽子が最適。
潮干狩り以外にも釣りに使えますよ↓↓
奥さんは上の写真の格好をベースに潮干狩りに挑んでいます。(ポーチは外しています)
ただ一つちがうのは、潮干狩りの時はブラジャーをしていない点であります。
ブラジャーをしているとスポーツブラでも邪魔になるらしい…なので奥さんはノーブラ。
では、どの様に浮き出るモノを隠しているかと言うとズバリ、フィッシングベストが最適だと。
正直ダサいですが、丁度パイパイが隠れる上にケータイや貴重品も入れておけるので実に機能的であります。
服装 男性編
男は好きな格好で潮干狩りしましょう。
女性と同じ様にベストが有れば貴重品は常に身に付けられますね。
私もポケットがついたベストを着用しています。
その他 潮干狩り便利グッズ
ネット
もちろんバケツが有れば事が足りるのですが、ネットに獲れた貝を入れておけば海水でジャブジャブして貝に付いた余計な砂を簡単に落とすことができます。
風呂用のイス
私は使ったことがありませんが、現地でマテ貝を獲る常連さん?は風呂の座椅子に座り、穴に塩を振っているのを良く見ます。
コレはなるほど!と思いました。楽しいマテ貝獲り、一つだけ悩ましい事を上げるとしたらズバリ腰が痛くなる事。この様な低いイスに座りながらやれば作業中の腰痛は軽減されるハズです!
チリトリ
コレもマテ貝獲りの便利道具。
潮干狩り系YouTubeやサイトでは、表面の砂を退けてマテ貝の穴を露出させる際に小型のカマを使っている場面をよく目にします。
実際我々も100均で買ったカマを使いました。
しかしこの作業。ベテランぽい方々はチリトリで行っていました。
よく見るとカマよりも広い範囲の砂を掻けて、より多くの穴を出せるので非常に効率的。参考になったのでここで紹介させてもらいました!
貝獲りを楽しんだ後は食べる楽しみ!
今回のマテ貝はバター炒めに。
ホンビノス貝は焼き。
アカニシガイは茹で
アサリ、バカ貝、オキシジミはラーメン!
大変美味しく頂きました。
上記の調理レシピ編は↓↓↓
みなさんも獲って楽しい、食べて美味しい潮干狩りを満喫して下さい!
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